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生活できない人の生活ブログ

世間

重度の知的、自閉を持っていた妹に関してはよく学校でもとやかく言われる事が多かったように思います。
お前の妹がどうしてただとかを聞てもいないのに話してくる方もいました。
よく妹の真似をされて馬鹿にされるような事もあったのですが私は何も言い返せませんでしたし、その時はなんだか恥ずかしいという思いすらありました。
家族で外に出かける時もいきなり泣きわめくような事もあり、周りの嘲笑の目は気になっていたように思います。
幼心にも、障がい者を馬鹿にする人間はクズだと思っていたと思いますが、自分は特になんの言葉も持たず、怒りを溜め込んでいたように思います。
妹に関して個人的に思うことといえば特にありません。可愛いとも憎らしいとかいう感情も特にありません
後後の事を考えると一番近しい親族として自分に色々面倒がかかってくるのが重いなと思うぐらいです。
ただ自分の最も忌み嫌う人間性として、人に対してレッテルを貼るということ。
明るいだとか暗いだとか性格上のものを始め、人格に訴えかけるような事、素人判断で精神医学上の鬱だとか一方的に決めつける精神性はどうしても受け付けないなって今は思います。
自分自身そういった人々にかどわかされてきたようにも思いますし、今は相手にする気すらおこりません。

以前カフェでコーヒーを飲んでいる時、電話で説教をされている方がいました。
おそらく相手方が仕事に不手際があった様子です。
「何故お前が理解できないかというと知的障害だからだよ」
というような事をおっしゃっていたように思います。
学校などでもそういった言葉は飛び交うような事はありました。
自分や妹に向けられているわけでもないのに、その度にどこか居心地の悪い思いをしていたように思います。
何故かはうまく説明できませんが、一人で生きているわけではないというのはそういう事なのかもしれません。
言葉には気をつけなければと思うこの頃です。